不安だらけの闘病生活

私が始めて入院したのは26歳の時でした。二人目の子供を妊娠して喜んでいた時、産婦人科の先生から「血液検査に異常があります。総合病院を紹介しますので、そちらでもう一度検査を受けて下さい。」と告げられました。そして、その病院では出産はさせられないとも言われました。なにが何だかわからず、とりあえず紹介された病院に行くと、まず内科の先生から、「血小板が異常に少ない」との説明を受け、すぐにでも入院して検査が必要だと言われ入院しました。病名もわからない、子供はどうなるのかと言う不安で一杯の入院となりました。約1ヶ月の入院で「血小板減少性紫斑病」と言う難病指定にもなっている病気である事が判りました。それから入院している間に血小板はどんどん減り続けいつ大きな血管が切れてもおかしくないし子供も流産する危険があると告げられ、則、治療を始めなければならないと言う事、それには子供をおろすしかないとも言われました。しかし、どうしても欲しかった子供でお腹の中に宿った命を簡単に諦められず、どのような状態で生まれても責任は自分にあると言う文書にサインをして生ませて貰いました。不安で一杯の10ヶ月でしたが、周りに支えられ無事出産しその娘は今年で26歳になりました。