私が昔病気になった時

これは私が19歳の時の話です。

当時私は感染病の診断をされました。あまり聞いた事もない病気で、特にショックを受けることもなく帰宅しました。病気は怖いですね。今ではがんの最新治療も研究が進んではいますが、なりたくないものです。

母も一緒に通院してくれたのですが、帰りの車は普段より静かな感じがしました。

家に帰り、夜になると、父が私の兄妹を呼び、私が病気になったことを涙声で伝えました。

その時、私は簡単にはなおらない病気になったんだなと、実感しました。

早期発見ができ、きちんと治療をすれば治る病気ではあったのですが、感染病であったので家族と共用で使っていたものは全て別の物と取り替えられ、洗濯や食器、タオルも全て私個人の物に変わりました。

それが当たり前にしなければならない事とはわかっていたのですが、数日が過ぎると治療の副作用もあってか、気持ち的にも落ち込み気味な日々が続くようになりました。

母が一度、仕事をやめて私の側にいようかと話していたのですが、きっと治ると信じていたのでそんな事は必要ないと伝えました。

約1ヶ月が経ち、通院した際、医師にとても驚きながら完治した事を伝えられた事を覚えています。前回の通院時、もし次の診察の時までに数値が下がっていなければ即入院だと言われていたからです。

そこからまた普通の生活に戻ることができました。

母の協力にはとても感謝しています。