がんセンターでの治療は正解

私は昨年7月に乳がんと診断されました。大きさは8cmのものと3cmのもの、先生いわく乳房全体が癌ですといわれました。5年生存率は45%。それを聞いたときは、頭の中が真っ白でした。まだ小さい子供のこと、主人のこと、今までの楽しかった私の人生など考え、落胆の毎日でした。しかし、1ヶ月前に行ったアフリカの現状や子供たちのことを思い出すと、またアフリカに行きたいと思うようになり、愛知県がんセンターに紹介状を書いてもらい電車にとびのりました。がんセンターで、放射線治療という選択肢もありましたが、今回は術前化学療法(抗がん剤)を8クール半年つかい、後に手術をする方針を選びました。半年間の抗がん剤治療も、アフリカ支援というやりがいや生きがいがあったせいか、吐き気もほとんどなく普通に過ごすことができました。がんセンターにも往復560kmを抗がん剤のために自分で運転して通いましたが、それも楽しい旅でした。
抗がん剤治療を終えて、MRIをとってみると1cmくらいになっていました。3月中旬に入院し、左乳房全摘術後7日目で退院し、今はホルモン剤を飲んで生活しています。
まさか自分が癌になるとは夢にも思わなかったので、しこりには気づいてはいたのですが、毎日の忙しさから放置して癌を大きくさせてしまいました。
自分が癌になって治療をするとき、治療の選択が多いがんセンターでの治療は正解であったとおもいます。